2013-05-19

328 Old School

ずいぶん前、「Curly Sue」という米のコメディ映画がありました。その中のワンシーン、洒落たレストランでドレスアップしたハイクラスなお客さん達が食事をしている中、突然誰かの携帯電話が鳴りだし、全員が食事の手を止めて自分の巨大な携帯電話(今から見れば)を取り出し、同時に「Hello?」と呼びかけ、その中の一人が「僕にかかってきた!」と周りに大声で伝える、というものです。

1991年当時それは携帯電話を所有し高級レストランで食事をする、リッチなパワーピープルへのちょっとした風刺をこめられていたのでしょうが、今から思えば、当時の携帯には着信音をカスタマイズすることも、音をバイブにすることもできず、メールはもちろんもしかすると留守電機能さえなかったのでしょう(でなければこのジョークが成り立たないので)。まさに隔世の感があります。

2013年現在、モバイルガジェットの成長と発展はすでに世界中の日常を変えていますが、2035年頃に今を振り返ったなら、きっと「当時はこんなものを使っていたね」ということになるのでしょう。そしてその先はいよいよSFが現実化するのでしょうか?IT技術はいつの時代も半永久的な成長と発展を期待されることになるのでしょう。

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