サーモンとディルとライムのオムレツをランチに食べながら、「勤勉は幸せのもとか?」という妙な題の記事を読んでいました。これがなかなかおもしろくて、要は自分を甘やかすだけの休息や贅沢な週末のスパや、ヨガに凝りまくること、それで全てがうまくゆくと言われがちであるけれど、それだけで本質的に人生の問題が解決するわけではなくて、仕事に参加する充足感こそ本来の幸福を引き寄せる、とまあそんな話でした。ただここでいう「仕事」は、必ずしも会社で何かするという意味ではなさそうですが。
仕事熱心なのが良く、休息が過ぎると良くない、ということではなくて、休息より仕事が本当の解決策になることがある、というのは何となく理解できます。
記事から目を上げるとカウンターの向こうに厨房があり、幾人ものシェフが忙しく立ち働いていました。なるほどここには、ランチの混雑時にオムレツを美味しく作る仕事があります。オムレツは卵の混ぜ方と火加減にとりわけ注意の要る真剣な仕事です。そういえば自分が毎朝オムレツを焼くのも仕事かもしれません(報酬がないだけで)。別に上手く作れたからって何か問題が解決するわけでもありませんが、何しろ火加減が大事なので、朝一番にしゃんと目が覚めるという効果があるのです。
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