2011-07-16

151 Electricity

こう何もかも、日常生活も経済活動も楽しみも全て電力の恩恵で成り立っていると痛感する一方でふと思うのは、人そのものは本当は電力を使わないということです。つまり、人が立ったり喋ったり食べたり笑ったりするのに別にコンセントに差しこむ必要はないわけです。人はふつうに栄養と休養を取りさえすれば、数十kgもの身体を好きなように動かし、好きなところに行って、ややこしいことを考えたり語ることができます(人が栄養と休養を取るために、電力を使いまくっていることはさておきますが)。

この素朴すぎる事実に思い当たって、人はいわばバイオエネルギーで活動する生き物であることを思い出します。

電力を使うのも人間なら、作るのも人間です。自転車を漕げばライトが点くくらいの電力は誰にでも作れるのなら、電車待ちやランチタイムや気分転換や暇な時に手足を使って発電できる、持ち運び型発電機を開発してはどうでしょう?

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