2014-04-15

427 Chores

サン・テグジュペリの”Le Petit Prince"を読んで、生命や深い哲学を感じる人もいるでしょう。キツネとの温かい友情や、飛行士である主人公との切ない別れや、風変わりな星々への遍歴、絵に描いたヒツジや、勝ち気なバラの花の話が印象に残ることもあるでしょう。しかし子供の頃に初めてこの話を読んだとき、どういうわけか「ゾウを飲み込んだウワバミの絵が帽子にしか見えない」とか「朝ごはんを温めるのに活火山を使う」という突拍子もない滑稽なところ、中でも「バオバブの芽を見つけたら、大きくなって星を壊さないようにつんでおく」という逸話が一番心に残りました。

この美しい小説に教訓を探すのは野暮ですが、確かその話には「日常の面倒な雑事も、小さなことをきちんとこなしておくと、バオバブが育ってしまって住む星がなくなる羽目になることもない」といった言葉が続いていたように思います。なるほど雑用というのはそういうものなんだな、と子供心にはどんな小言よりも説得力があったように覚えています。(本当のバオバブは、巨大なことはさることながら、乾燥した土地に貴重な食料源をもたらしてくれる木でもあるそうなのですが。)

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