私の母はカーネーションをあまり好まないため、母の日には別の花や植物を贈ることにしています。とはいえこの週末に花屋でカーネーション以外の花を探すのは容易ではありません。もちろん無いわけではありませんが、カーネーションが主役のため他のものは種類が限られてしまいます。生花は時価で値がつけられるものですが、興味深いことにこの日もっとも需要の高いカーネーションよりも、他の花の方が市場での取引価格が高くなるそうです。この時期はカーネーション以外の栽培が抑制されるためなのか、ごく瞬間的にとはいえ希少価値がつけられるのでしょう。花自体には先週と何ら違いもないのですが。
ブランディングについて学んだ際、"Brand Equity"という概念に出会いました。ここでのEquityとは金融や財務で使われる意味と同じく、Valueを指しています。ブランドの価値は花の値段のように日々変わるものでもなく、日々市場で取引されるものでもないため、その力は通常見えにくいものですが、それ故にその価値をマネジメントすることの面白さと難しさに大きな興味を覚えています。
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