ガレット・ブルトンヌ(Galette bretonne、フランスのそば粉パンケーキ)は普通円い生地を四角く折りたたむものだと思っていましたが、この店では三角でした。しかも正三角形。
新聞紙でも切り取って試してみればわかりますが、円形を正三角形に(つまり、円に内接する正三角形に)折りたたもうとすると中央が空いてしまいます。この店ではどうやって作るのでしょう?上手くたたまれていましたが、もちろん、初等幾何学をちゃんと覚えていれば分かったかもしれません。
それにしても三角形というのはあまり食事に登場しないようです。角が尖がっていていかにも量が少なそうに見えるからでしょうか?ピザの一片はちがいます。あれは底辺が弧を描いているので、三角形ではありません(幾何学ではこういう形を何と呼ぶのでしょうか?)
さて三角形のガレットを食べてみて分かりました。生地に包まれた中央に温かい卵やズッキーニ、サーモンやハーブが詰めこまれているのですが、角から食べていくと、あとになればなるほど(中央に近づくほど)ガレットの面積もボリュームも段々と増えていくので、実は大変な満足感を味わうことになったのです。
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