2013-01-30

308 Accident

On last Friday I got badly injured... I'm not ready to talk about the lessons learned. One lucky thing I know now is I'm getting to recover little by little.

2013-01-14

307 Skyfall

かの有名な「007」には何の説明も要らず、中途半端な感想を並べても野暮に過ぎないのかもしれませんが、ともかく実に観る価値のある面白い映画でした。007が映画化され50周年の記念すべき年に、真に「威風堂々」たる作品となっています。この映画にはスタイルがあり、アクションがあり、クラシックなドラマと、ユーモアのセンスがあります。キャラクターはモダンであっても、背景は非常にクラシックで、「アンタッチャブル」や西部劇を思わせるクライマックスの舞台にシェイクスピア劇のような格調すら漂っています。なぜ英国のスパイ映画がこれほど人気があり、今も作り続けられるのか、"James Bond"という稀代のブランド力の真髄は何なのか。それは、時代が変わっても「真に英国的なるものを語り継ぐ」プライドが託されているからのようです。

306 Snowfall

Snowfall as I know and remember is a white brilliant light. But I see today it's sometimes gray and gloomy.Still, if it's permissible for me to say the truth, I cannot help feeling that snowfall is always breathtaking.

2013-01-13

305 Salmon Fishing in the Yemen

「砂漠で鮭を釣る」というより「砂漠に鮭を泳がせる」のですが、突飛なテーマにふさわしくこの映画は一風変わった磁力をもっています。砂漠に鮭をもたらす大プロジェクトを担う水産学者と投資コンサルタント、皮肉いっぱいの笑いとテンションでプロジェクトを盛り上げる英国政府の広報官、その騒動の真ん中で泰然自若と釣りを称え、砂漠に緑を夢想するイエメンの大富豪。投入される巨額の資金の流れや鮭が砂漠で生きるための科学的な裏付けは最小限に控えながらも、何となくそれも本当らしく見えてくるリアリティがあります。景色もスコットランドの美しい山河から、慌ただしいロンドンのビジネス街、そして一変して広大な砂漠のキャンプへと軽妙に展開し、スケールの大きさには思わず引き込まれます。ビジョンのあるしかし奇想天外なる信念と、政治とパブリシティの可笑しさが絶妙なかけあいを見せ、その中で真摯に仕事をする善き人々と、それほど真摯でもないが巧い仕事をする人々が(鮭よりも)活き活きと力に溢れ、水面に広がる波紋のように多面的な印象を残します。まるでおとぎ話なのに、気の利いたリズミカルな台詞のおかげかこうした人間のリアリティが際立っています。おとぎ話が地に足をつけ、日常の世界がおとぎ話になる、こんな映画を観ていると、「人生はおとぎ話のようであってはならない」などということはない、という気持ちになります。

2013-01-10

304 Headlight

自動車のヘッドライトはなぜ動物の目のように見えるのでしょう?車体そのものは別に動物的でもなんでもないのに、左右のライトが灯るとどうしても顔に見えてしまいます。殊に最近のライトのデザインは目の虹彩を意識しているのではないかとすら思えてきます。

20世紀の初頭から自動車のライトは左右についているものですから、道を照らす目的としてこの「目」の形が最適なのでしょう(もっとも二輪車は「一つ目」ですが)。しかしなぜ3つでなく2つなのか、なぜ左右なのか、フロントバンパーに横一列にライトをつけてみたらどうなのか、と考え出すと疑問はつきません。


猛烈な速さで走る動物の4足走行を再現する技術がない代わりに、それを上回るスピードを出せる「車輪」を発明した人間。まさかライトを動物の目に似せて作っているわけもないのですが、時折、夜の道を走る自動車が生き物めいて見える感覚は面白いものです。

2013-01-03

303 Stroll

On this sunny holiday, the last holiday of new year, I was thinking of going to cinema. I could instantly think of some that I'd be willing to see; the latest adventure of world's most famous and coolest spy, or the musical drama of a noble-minded prison breaker for whom the world shed tears, or the cheerful buddy-comedy of a pair of french chefs, or the funny story of fishing salmon in a desert.

But somehow I just couldn't get into the idea. These films must be wonderful and I was sure I'd see them soon, but not today. I was walking around the moat through downtown, had a cup of coffee, and couldn't change my mind. Maybe movies are ordinary entertainment to me, and not for the new year holidays, as a special recreation. And what is a special recreation? It is like, strolling aimlessly, free from any appointment or schedule, and wasting time to photo a peaceful swan.

On the way to home I dropped in my favorite grocery and happened to meet a familiar clerk. Actually he had saw me and given me a courteous greeting yesterday, but I didn't immediately notice it as I was listening to iPod, and when I noticed he had already gone too far for me to address. I was feeling uneasy of my behavior but today we smiled and exchanged courtesies again.  
If I went to movie and come back late without calling at the shop I might not have met him. "So what?", some might say. But I'd say this was something that happened by luck.      

302 Glass Design in Finland


  新年を迎え、折良くフィンランドのガラスデザイン展を観に行くことができました。以前の記事でも書いたことがありますが、長年iittalaのグラスを愛用しており興味がありました。北欧デザインの中でもフィンランド、それもガラスに的を絞った展示はそのデザインの歴史が非常に明快に伝わり、またガラスの透明感ある美しい光景を飽きずに眺めていられるもので、新年の気分にはふさわしく、見ごたえあるものでした。

デザインに関心があるといっても、ラベルを貼って陳列されたものをぐるぐると観て回る展覧会は実はあまり好みません。すぐれたデザインは使ってみたり触ってみたりして、あるいはそれが使われるべき場所に置かれることで本来の機能と魅力を発揮するものと考えているためです。それでもこの展示については、その中の一部を自分が使っているからか、展示の仕方が巧いのか、それともフィンランドデザインへの親しみか、ともかく終始心地よく楽しむことができました。

しかし展示でさえ伝え切れない魅力を写真と文字で表現することは難しいのです。例えば「左側の色とりどりのタンブラーはカイ・フランク、右の花瓶はアルヴァ・アアルトと、いずれもフィンランドを代表する名建築家/デザイナーの手になるもので、今日でも人気が絶えず生産されているものの一つです」と解説を加えてみたところで、あるいは「タンブラーはスタッキングできる機能性と重ねたときの色彩の美しさを兼ね備え、花瓶のユニークな波形はフィンランドの湖をモチーフにしたとされる」と知識を追加してみても、実際にこれらを使うときに自分の手や目が掴むすぐれたデザインの印象を代弁するものでもありません。

確か世紀の変わり目頃に"Virtual Reality"という言葉を良く目にしたものですが、医療や軍事の他にも、こうした日常的デザインの知覚にも応用されないか、などと突飛なことまで考えてしまいます(量産できるものならそんな面倒なことをしなくても実物を試用すればよいのですが、稀少で芸術性が高くなるとそうもいきません)。あるいは、すぐれたデザインをどう言葉で表現すればよいのか、言葉の方をもっと研究し磨く必要があるのでしょう。

2013-01-01

301 Effulgent 2013

Wishing...

A Very Happy New Year! Je vous souhaite à tous une très bonne année 2013! Felice anno nuovo! Frohes neues Jahr! Hyvää uutta vuotta! Godt nytår! 新年おめでとうございます! I hope this will be a great year 2013!