2010-05-04

51 Adele

久しぶりのリュック・ベッソン監督、相変わらずの冒険映画、Adeleが夏に公開されます。大人になっても、またLeonやFifth Elementのように、楽しめるのかどうか。

映画の出来は観てみないとわかりませんが、10年やそこらで人間は変わりません。楽しめるからこそ、今から気になって仕方がないのです。この写真を見ただけで。

帽子と衣装は非常にクラシックでロマンチックですが、よく見れば羽織っている細身のカーキ色のコートは随分とシンプルでミリタリー風です。しかも学校をサボってきた子供のようにポケットに手を突っ込み、ぐっと顎を引いた反抗的でシニカルな表情。この態度がまさにリュック・ベッソン的主人公。

Fifth Elementはファンタスティックでおしゃれながらもいささか騒々しく、Leonは私にとってはfilm noirともいうべき一種の風格を備えていましたが、ちょっと物悲しい。

そこへ行くとAdeleは大の大人がエジプトで冒険するお話。少しだけ時代は違いますが、ジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」で冒険を繰り広げる寡黙な紳士、フィリアス・フォッグ氏を連想させる、紳士淑女の冒険譚という感じがするのです。

全然違ったりして。

オチは宇宙人だったりして。

恐竜は出るらしいですが、恐竜は実在していたので、よしとしましょう。

No comments:

Post a Comment