2010-01-08

08 Endless Existence

Blogに同じ話題は載せまいと思っていましたが、観るたびに何度でも心揺さぶられ、驚き、語りつくせないThis is it。もう一度書きます。
映画館で実に5回観たのですが、観れば観るほどにMJへの敬意と、探究心が刺激されます。

ミュージシャン達にレコーディング当時の音に忠実な演奏を求める一方、MJ自身もレコーディング時と全く変わらぬ声で歌い、シャウトし、聞かせる。
50年間で容姿がどう変わろうとも、その声は全く変わらないMJの唯一無二のsignatureだったと気付かされます。

「ベースの音はもっとファンキーに」
「ここは余韻が欲しい。月光に浸る感じ」
「ギターソロは、高音で長く。君の見せ場だ」
サウンドに対する追求にも余念がありません。そうして聞いてみると、MJの音楽が、どんな楽器のどんな要素で構成されているのかがよく分かります。

共演したミュージシャン達の言葉が印象的です。
「完璧で、アイディアに満ちて、最高。まさにKing of Pop。でもフレンドリーで謙虚だ」

5回目ともなると、曲も順序も展開も言葉もすべて覚えているわけで、そうなると観ている側は何も考えずに、ひたすらステージのMJの歌とダンスとパフォーマンスに集中し、素直に曲の世界に入り込むこともできれば、よく観たい部分に目を向けることで、さまざまな瞬間を新たに発見もできるのです。

写真はCDのブックレットですが、やはりこのSmooth Criminalの立ち姿は一番かっこいい。白いフェドーラ帽に白いスーツ、ブルーの腕章。これらが何を意味するiconなのかは知りませんが、最高に似合っています。揺るぎない存在感と美意識があります。

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