2010-01-24

18 Wall Street Sign

たまには仕事柄のことも書きましょう。
あらゆる産業はイノベーション、革新が必要で、要はずっと同じことを必要なだけ片づけていても進化はないのであって、金融も然りです。革新的な金融工学や商品やシステムを取り入れて、金融も成長しなければならないし、成長し、発展してよいはずです。

しかし、グローバル経済というのは扱いやすいものではなかったようです。

金融は、これからも高度で革新的な発想で新たな仕組みを生み出しても良いと思うのです。ですが、革新の向かう方向が、「新しいすべり台を作る」だけではなくて、「滞っている階段をすべり台にする」「滞っているすべり台をもっと滑るようにする」、つまり滞りをなくす、それはどういうことなのかを考え実現することが必要なのかもしれません(願わくば、できるだけ分かりやすく)

もちろん新しいすべり台を作る情熱も大事で、もし真に革新的で高度なすべり台ができたなら、いくつもの問題をいっぺんに解決できるすべり台になるかもしれません。

イノベーションは絶やせません。

しかしもうちょっと大事なことは、たとえば環境や文化もあるわけです。結局のところ、いま世界にいる人たちで何とかしなくてはならないのですから。そうすると、滞っているのはつまり人材なのです。
(地球は毎日あまりにも早く一回転するので、みんな振り落とされないようにそこに立っているだけで精一杯で、動くべきときに動くためには、ちょっと思い切り跳びはねてみたほうがいいかもしれません。)

話がそれましたが

Wall Streetは通りなのですから、ためこむところではなく、通すところになればよいなと思うのです。

No comments:

Post a Comment