2010-12-31
100 Up in the Air
2010-12-30
99 Reindeer goes to island
2010-12-23
98 Travelista
Nordic countries always fascinate me with its highest sense of modern design. Staying in Copenhagen years ago I felt happy and comfortable as if I returned to home. My interest in Finland lies not in Moomintroll but in the context of the country which raised its culture between Sweden and Russia. And I'm sure I can find nice cozy cafe in all around Helsinki.
There's no need to describe Paris in your own word. "The most beautiful city in the world," those common words were all I could feel when seeing Paris. Forever will it be so. Paris is the miraculous city where you can be a part of its beauty. I always wonder why Paris is so special and was chosen to be a center of aesthetics in the world's history.
Although I gave up my plan I didin't lose my passion for visiting Hawaii for the first time. As a perfect tourlist my imagination keeps flying over the heavenly beach and the blue pacific ocean, from a dolphin watching to a tropical version of Christmas tree, and Waikiki sunset. It's lucky that we have places on earth that make us still dream.
My first journey was London simply because I liked Brit Rock when I was a kid. Now grown up, certainly I get more reasons to visit London again. I'd just quote from my favorite holiday movie "Love Actually" in which the UK Prime minister challenges to the President of U.S. with a funny objection; "We may be a small country, but a country of Shakespeare, the Beatles, Sean Connery, Harry Potter"---well, none of them from London.
I didn't remember why this idea came up. I knew little about Luxembourg. I didn't know its location, its language, history, culture, politics, food, art, and legacy. But when I happen to know the nation, a rich and small nation in a geographic center of Europe, a center of European finance, and a monarchy with a symbol of red wild lion, I don't know why but Luxembourg firmly captured my interest.
2010-12-21
97 Macchiato
This is just the beginning so it's not time for a winning smile---but it is, for the merry Espresso Macchiato. It tells my joy better than my words.
"Macchiato" means "mark" in Italian. Yes I've surely started with good mark!
2010-12-06
96 Twist and Out
根元から太い幹がねじれて上がり、そのねじれた力が上方で一気に解放されて、枝が四方に気持ちよく伸びているようでした。
ねじれる、というのはあまりいい響きの言葉ではありません。大体の物はねじれない方がいいに決まっています。靴ひもや電気のコードやマフラーや人間関係はねじれない方がいいに決まっています。
が、ねじることで力が生まれます。ねじった次にその力を発揮できます。「ねじり」と「その力の解放」をテーマにデザインされたようなこの木の中で力が渦巻いているようで、なんだか面白くて目が離せませんでした。
2010-11-29
95 Lighting
写真では伝わらないかもしれませんが、これは今まで見た中でも最高にきれいだったイルミネーションです。いま街を歩けば精巧で煌びやかなイルミネーションをくぐって楽しめる季節ですが、それと対照的なこの地味な景色が「最高にきれい」と思えたのは、こんな状況でした。
思うに、イルミネーションは、自分の他に誰も見ている人がいないとき一番美しくなります。この時は休日の早朝でした。クリスマスのイルミネーションは、夜中、日の出の明るさの中でもずっと点灯し続けていました。クリスマスの、といっても通りを横切るライトに星がついている程度ですが、この光景は表情豊かで雄弁でした。それに開店前の人気のない建物の窓からも光が道を照らしていました。
誰もいないところで灯っているライトは、妙ないい方ですが、その場の主役になります。点けられているのではなく自ら輝いているように見えるのです。
またどこかで、明け方のクリスマスイルミネーションを楽しめないかな、と思っています。
2010-11-24
94 Clubbing
It was a kid, a littel girl. A kid? In a club? I thought, and so did everyone. But soon we were amazed by her perfect coolness. She showed no interest in drunken and smoking adults around her. She seemed so plain, clean and chic. She was standing there alone just to dance to enjoy music.
I remember people praised her for its almost dignified manner. I don't know if she was a daughter of a famous DJ or a club manager, or just a youngest guest. What drew my attention was a fact that she knew how to enjoy music in clubbing better than anyone else in the room.
To me the image of the kid is like a symbol of clubbing. Maybe I go to club just to find out if I could be the one who really enjoy music like her.
2010-11-23
93 Cure
メラニン色素がうまく機能しなかった(機能したなら皮膚が黒くなったでしょうから)、そして皮膚が紫外線をまともに受けてしまったとすると、いろいろアレルギーが起こるのも分かります。免疫力の低下とも言うのでしょうか。
仕事柄、疲労やストレスには事欠かないとはいえ、あまり誉められた話でもありません。誕生日にかこつけていうなら、「今後はもうすこし健康になる」と宣言してみてもよい頃です。 面倒がりでも続けられそうな、最も単純で手軽で(しかも無料の)健康法をしばらく試すべきかもしれない、と考えています。
(もうすこし長く)睡眠をとる。
マイク・ロイコならこう言いそうです。「睡眠をとるのが健康になる方法かどうかだって?じゃあ健康になるために病院で患者が何をしている?みんな横になって休んでいるだろう?医者がそうさせるんだから間違いないさ」
2010-11-12
92 Birthday
2010-11-07
91 Owlcity
いささか内省的で夢見がちできれいな曲で聴かせるOwlcityのライブに行ってきました。友人のおかげで直前リハーサルにsneak inできたのですが、そこには曲のイメージ通り、いかにも寡黙でナイーヴそうなミュージシャンがいました。
が、本番開始すぐにその姿は豹変し、ミュージシャンは全身全霊で、熱のこもったライヴを繰り広げ、一人でオーディエンスを支配していました。うんと地軸が傾いた地球がぐるぐるまわっているような、大きな鳥が片方の翼だけで羽ばたいているような、何ともアンバランスな格好で跳び、ギターをかきならしながら、独特のオーラを放ち、歌にも手抜かりなし。
ライブやクラブで音楽を聴いていると、今その瞬間の音楽に集中することを思い出します。それとひきかえ、日常はいかに「あとさき」しか考えず「今この瞬間」を忘れているかと。
"Keep your concentration here and now where it belongs."
"Master Yoda says I should be mindful of the future..."
"...but not at the expense of the moment. Be mindful of the living Force."
(from Star Wars episode I)
Owlcityを聴きながら、自分の半分はひたすら音に聴き入り満喫していながら、もう半分の自分は妙に冷静に考え事なんかを始めていました。
2010-10-31
90 Word
2010-10-26
89 Blog #2
ずいぶん前に黒板が欲しいと書きましたが(まだ手に入れていませんが)、もし家に黒板なんて無用なものがあったら、思い付いたことを書いたり、描いたり、するだろうと思うのですが、このブログはそれと同じです。ほんの思い付きがIT技術のおかげできれいに画面に収まり、しかも黒板の落書きと違っていつまでも保存しておいてくれる。まさか公共空間に自分のアーカイブを持てる時代になるとは!と嬉しくなって熱心に書き始めた、落書きです。
しかしこの拙文にもいろいろとルールがあります。自分がとことん面白いと思ったことを書くこと。面白そうに書くこと。面白いと思ってもらえそうに書くこと。主観的にも客観的にも面白いというのは難しいことです。その方向にこだわりすぎると、下手をするとおそろしく内省的な文章練習になってしまいます。
でも、
確かNASAが、地球から電波を飛ばして、いるのかいないのか分からない地球外生命体にコンタクトを取ろうという、遠大で無謀で深遠な試みをしていたことがあったと思います(今もある?)。このブログだって無邪気に落書きを発信し続けていたら、未知の方角から何かが来るかもしれません。
未知との遭遇はさておき、すでに受信して頂いている方々に、いかに面白いことを面白く発信できるのか、このブログは考えるアンテナでもあります。(まれに、試験電波を飛ばすこともありますが…)
2010-10-13
88 Blog
I started this place on new year's eve. I do not intend to achieve anything in this little blog but always be happy to keep it. I usually focus on how enjoyably, not how many, I write. But I decided to challenge 100 posts by the day of the next new year's eve, meaning I will write 11 posts within 2 months and 2 weeks. No problem. And I also promise to retain sincere interest towards subjects I pick up, and my standard of quality of pics and texts.
Cordially thankful to you all for your encouragement,
Reindeer Records
87 Kids are Alright
ハイウェイを走っていた車がストップして地図を調べているみたいでしたが、そのまましばらく止まっているのかと思ったら、驚いたことに今度は猛然と、全く反対方向に伸び始めたのです。その勢いときたら、6ヵ月かけて伸びた”しだれ桜”と3ヵ月で同じ長さに到達したくらいです。同じ長さになったとたんその勢いはまた止まりました。くっきりと正反対に伸びてバランスを保った姿は、弓を引きしぼったかのようです。
ペパーミントも育っています。何かのオマケでついてきた「縁日の金魚」なのですが、水に差したら簡単に根を張ったので育て始めました。これまた天井知らずの勢いで上に上にと突進しつづけ、ある日重みに耐えきれず茎の真ん中から折れてしまいました。
さて凄いのはここからです。折れてしまった先端と、先がなくなってしまった茎を両方そのまま水に差していたら、片方は折れた茎の途中から自在に根を張り、何事もなかったように上に伸び続けています。もう片方は上に伸びる部分がなくなった代わりに、茎の下方から突然新しい葉が伸び出てきています。きっとまた伸びて行く先で茎が折れ、折れたところから根を張り、伸びてゆくのでしょう。
もうひとつ名前を知らない植物があります。これも伸びることは伸びるのですが、グリーンの密集地帯で育つすべを心得ているのか、縦というよりは横に、四方八方に、たいそうバランスよく伸びているのです。地味に、しかし気づいたころには上から地面が見えないくらい念入りに葉をめぐらしていました。(いろいろ写真を調べると、どうもバオバブの苗に似ているのですが)。
不思議なのはアイビーの枝。水の中で十分に根を張っていて、いつでも伸びてよさそうに見えるのに、春も夏も形を変えずに無言で過ごしていたかと思えば、なぜか秋に入ってから威勢よく新しい葉をつけているのです。遅咲きというのか、気紛れというのか。
教訓:植物がどう伸びるかは、植物にまかせておけばよいのです。
2010-09-30
86 Art
iv) art is unbreakable.
2010-09-26
85 English
紛らわしい表現やひっかけ問題にひっかからないようにする技術は”使える”かもしれません。が、実際のところ、英語を”使う”場面で、わざわざ紛らわしい話やひっかけをしようとする相手に出会うことはほとんどありません。当然でしょう、一刻も早く正確に用件を伝えたいのですから。もし意図的にひっかけようとしている場合、それに対するのは英語力の問題でなく、交渉事についての洞察力です。もしうっかり紛らわしいことを言ったのなら、過ちはうっかり側にあります。
まあ、そうも言ってられない状況に備えての演習なのかもしれませんが。
でも、「うっかり間違えそうなひっかけを含んだ4択の中から、この話者の意図を選べ」なんて場面は現実にはまずありません。写真を見て「丘陵だか山頂だかはっきりしないが、どっちかというと丘陵だからそれが正解」などという解釈をすることもありません。
TOEICの解き方なるものにも、やや違和感を覚えます。
ListeningもReadingも、「鉄則:先に問題を読んでから聴く/読む。無駄なところは読まない」などとあるのですが、やっかいなことに、その通りに解こうとすると逆に時間を取られるのです。どのみち時間は限られており、問題を前に読もうが後に読もうがあまり変わりはなく、むしろ最初から最後まで全体を通して話題を理解してから、落ち着いて問題を読む方が良いようです。
「どう来るか?」「どう質問されるか?」を気にしていては意識が散るだけ。おそろしく時間に追われるテストであるのは事実ですから、重要なのは集中力のみ。
古武術の本に「敵が右から来るか左から来るかを考えるのではなく、どこから来ても対応できるように、冷静に、自分自身にとって理想的なポジションとスタンスを維持するべし」というような言葉がありました。英語のテストだって同じです。
84 Scapula
これ、肩甲骨です。
人体骨格を描いてみたらこんなふうになるのではないでしょうか。頭蓋骨の下に背骨が伸び、鎖骨と肋骨と骨盤と、腕と足の骨。もっと単純に言えば、アタマと、タテ(背骨、手足)とヨコ(鎖骨と肋骨)。少なくとも私の認識はこんなものでした。見えない背中側の肩甲骨をすっかり忘れていたのです。
それならと、背中側を描いた人体骨格を眺めてみました。解剖学的知識のない目には驚くべきことに、アタマとタテヨコと骨盤以外に、何だか立派なものが背中についている、それが肩甲骨です。なんとなくアメフトの防具を思わせます。
トラやチーターの背中には動くたびに目立つ隆起がありますが、あれも肩甲骨。肩甲骨は湾曲し肋骨に沿って動く。それにより肩は前後上下に自在に動ける。ボクサーの腕は肩甲骨の動きで前に出る。肩甲骨は広範囲の筋肉と、骨盤とも密接に連携し上半身の要となる。
こうした知識もそれぞれ面白いものですが、何より、人体骨格の図のうしろ側に(忘れていた)肩甲骨を配してみたら、急に立体的な構造が目に見え分かるようになりました。それが何かって?自分の頭脳や発言がいまいちなときでも、自分の身体はつねに整った構造と機能を搭載した生体であることを、たまには覚えておいた方が良いように思うのです。
2010-09-20
83 Tweet-y
I don't remember from what time we were perfectly accustomed to the fact that modern people cannot live without mobile phone. People were handling and monitoring their machines while keeping conversation with their fellows. Tweeting, I guess.
Email allows us to "get back later" or "send whenever you like" but Twitter asks you "What's happening now?" Some might say it's an epoch-making device for sharing someone's wisdom at the moment it's uttered. I don't think so. It's funny because no one cares how absurd your words may be. I might tweet like "buy milk and bagle" or "gotta get up at 5am next morning, jeez."
It's rubbish.
But I sense it enjoyable. It's a nice simple exercise of writing in 140 words. And when it's uttered, it's becoming more like a communication of wildlife catching the fellow's roaring, growling or tweeting, which tell their situation and location. The problem is modern life is not so lively enough to release every monologue.
2010-09-19
82 Chill out
2010-09-12
81 Dentist
12歳のときには一緒に新聞を作ったものですが、今は全く違う仕事に就いています。ところが、不思議なことに互いの仕事は多くを語らずともよく分かるのです。私は、あごの骨のレントゲン写真を見ても何も分からないでしょうし、友達は、ケイマン諸島法の投資契約を読んでもあくびが出るだけでしょう。でも相手が、何をしてきて、何を目指して、何を思って、何を経験し、今何をしているのか、それぞれの同僚よりも良く理解できるのです。しかも、12歳の親友同士が共有するような、最小限の言葉で。
大人になってからの親友とは、それまで記してきたダイアリーを読み合って互いを理解するようなものだとすると、子供のときからの親友は、最初から同じ一冊のダイアリーに書いているようなものです。めいめいが勝手に書き込んでいるのですが、いわば相手の歴史は自分の歴史でもあります。
先日Financial Timesに「よちよち歩きの幼児と優れたCEOの共通点」について愉快なコラムがありました。子供は知恵も経験もなしに、彼らなりに本能的に周りの小さな世界をマネージしているということでしょうか。
子供時代というのは、マネジメント、リーダーシップ、コミュニケーションにおいてひょっとすると不思議な万能の力があるのでしょうか。大人は、それがあったことを覚えていられれば良いのかもしれません。
2010-09-09
80 Fire, Beer and the Skytree
On the river bank I got warm welcome by these...ah, strange buildings. I might hardly believe that these are real architectures unless I myself shot this photo. They look like toys, which surely is a fine example of bold trials in creation.
But if I dare to challenge M.Starck with positive criticism...
One thing that troubles me is I can't see the golden thing as "fire". Imagine the sun, the star of burning fire, and if you draw the sun you will naturally paint it mixture of strong brilliant yellow, whitish yellow and vivid yellowish orange. Never gold. And why this great fire need to be laid down? It looks as if it's fading away before the wind. So rise!
Wait a minute, isn't it wonderful if the "Beer" headquarters office is instead crowned with the fire and the "Fire" hall is reversely designed as symbolic beer mug?
Now you see the famous Skytree at the left. Tree without branch. Tree without leaf. Oh! but if...
2010-09-04
79 Super Funny Furry Animals
"Hey, what are you lookin' at?"
This is 24-second-super-funny-animals. Really funny.
http://www.youtube.com/watch?v=1gZ0x8AVaBI
78 Horseback Riding
-「失礼ですが、どこにいったら8月でも雪があるでしょうか。」
‐「北極なら。」とかかりの人はまずいおうとしましたが、わたしの母だということに気づくと、ぶしつけなもんくをおさえて、ていねいに、「ツークシュピッツェ山なら、ケストナー奥さま」といいました。
ケストナー「飛ぶ教室」のように、ツークシュピッツェ山の万年雪を眺めに行くのもよいですが、馬に乗って駆けまわりたいと思います。馬に乗って、野山や川や海岸や草原を走りたいと思います。つまりは馬と一緒に大自然のいいとこどり(砂漠とジャングル以外)。
正直、馬ってあまり愛想よくなさそうな表情に見えるのに、文句一つ言わずに人のために走ったり物を運んだり競争したり働きづめで平気なのは何故なんでしょう?背中に人を載せて、蹄鉄だの鞍だの付けられて、あっちへこっちへと言われた通りに動いてくれるのは何故なんでしょう?それが好きだからとしか思えません(聞いてみたいものです)。
2010-08-23
77 Simon Boccanegra
If you want to reach a genuine joy and excitement of art, one way is definitely to see the opera. This summer I came to believe it when I saw "Der Rosenkavalier", "Simon Boccanegra" and "Hamlet". Especially "Simon" was a perfect masterpiece.
Opera gives you a real art. No.1 the incredible singing voice. No.2 absolutly beautiful music. No.3 dramatic (sometimes too dramatic) story and script. No.4 elaborate costumes and stage. No.5 great act to play the dramatic role. No.6 highly-studious opera singers. No.7 the set of all these things.
You can just relax and sit back to enjoy them.
After all it's the voice. The voice given to a very very few people as a gift. In Simon, Placido Domindo's title role is so striking and deeply emotional that it created in me an unforgettable image of tragic king of Genova.
After all it's the music. Verdi's is magical.
After all it's the singers. They're not the celebrity-actors and actresses but rather the ever-challenging student of the music and act.
Frankly I don't like too much supernatural tragedy in opera like killing everyone on the stage, sacrifice for the love or young lady going mad. But Simon is a realistic drama of policits, war, conspiracy and separation of a family.
Realistic, but full of passion. (I think the energy in just one stage of opera is far beyond richer than mine in one year or two.)
Just take a look at Domingo on marvelous stage like Rembrandt's picture.
http://www.youtube.com/watch?v=ofRoCSFzHBk
2010-08-18
76 Review on Review
「スウェーデンのグループの中では知名度はほどほど,とはいえこのクラウドベリージャムは音楽性の高さ,センスの良さは抜群で,フレッシュさとのびやかさがありながら同時に大人の鑑賞に耐える確かな力量を持っている。 」
大人の鑑賞という年齢に達していたかどうかはさておき。どこかで聞いたような文句を並べているのはさておき。本当にこう思っていたのだから仕方ない。
「2作目のアルバム『雰囲気づくり』は文句無しにおすすめ!ボサノバやジャズ,ギターポップにヒップホップまで,お洒落な音をほどよく取り入れ,しっかりしたボーカルとハーモニーが心地よい。ボーカルのジェニーの声は低めで,リラックスした澄んだ声で聴きやすい。どの曲もいかにも北欧らしいシンプルでキャッチーなメロディが楽しく,つくりこみすぎない印象が新鮮で,何度でも聴ける。すべて英語による歌詞は,日常的なフィーリングや思想や気持ちをすんなりと表現していて,さりげなく知的。」
実にふるっている。ここまで熱心に曲をすすめられたら聴いてみたくなる。音、声、楽曲、歌詞まで全てを誉めたい一心で、ずいぶんがんばって言葉を探してきたのが偉い。我ながら。
「タイトル通り,いい雰囲気のBGMとして楽しめるが,ただ単に「なごみ」だとか「癒し」だとかいうレベルではなく,ていねいに作られたセンスのよい音楽の幸福感がありのままに伝わってくる。」
「ていねいに作られたセンスのよい音楽の幸福感」という意味不明なものが、「ありのままに伝わってくる」のはすごい。何が伝わってたのか。でも本当にこう言うしかないものがあったのだから。
結局今でも、この作品への評価はこの言葉と全く変わらないのです。
批評精神は絶好調だったようで、ジャック・タチの『ぼくの伯父さんの休暇』には
「ひと一倍大きな身体と長い手足を持て余すかのようなユロ氏。彼がいるだけで,とりあえず何か騒動が起こってしまう避暑地の日々。何を起こしても,何が起こっても,ユロ氏はどこまでも気ままにのんびりと,しかし楽しむことには好奇心旺盛。迷惑顔の回りの人だって,それなりにマイペースな海辺のひととき。それが,可笑しいのです。
監督(&主演)のジャック・タチは,せりふよりも集団のパフォーマンスと,妙にのどかなどたばたギャグで微妙な笑いを生み出します。その笑いはひっきりなしで休む間もないけれど,押し付けがましくはない淡々とした笑い。ジャック・タチの映画が唯一無二の個性をもつことを,納得できます。 」
UKロックのblur "Think Tank"には「大人っぽく,一段とヨーロッパ的に,しかも中近東の音色を入れつつ,ときにすごくいいメロディを聴かせてくれます。自在に変化する才覚と,抜群のセンスの良さ,というblur音楽の魅力をまた実感。 」
マイク・ロイコのコラムには
「読み出したら最後まで止まらないこのコラムの魅力は,アメリカ社会に対する厳しい批判精神を核としていながら,それをきわめて上質の,威勢のよいユーモアによって愉快に描き出すことにある。まるで江戸ッ子の啖呵を思わせるような冴えた面白さは,時代を経てもまったく変わらない。」
Harry Potterの一作目には
「ひとつひとつのセリフ,情景描写,心理描写,笑いとホラーが混在するセンスにわくわくしてしまい,辞書を引くのも面倒なほどです(少しくらい分からない単語があっても気にせずに読めます。というより続きが気になって仕方がないので,辞書で中断するのが惜しいくらいなのです)。 」
コルビュジエ建築本には
「各建築家の講演を記録したものなので,すべて話し言葉で書かれている。そのため,内容が難しい部分でも比較的読みやすく,論点についてじっくり考えることができる。 コルビュジエに対する建築論のアプローチは,今なお多様であることがもっとも強く印象に残る。」
これらは批評でもなんでもなく、ただ好きなものを真剣に書いただけなのです。だから稚拙きわまりなく偉そうなこれらの文章は、音楽や映画や本の記録ではなく、自分の感覚の記録だから面白いのです。(ついでながら、北欧ポップスもユロ氏もコルビュジエも、今でも大好きです)
2010-08-14
75 Henry, the black-nosed cleaner
I spent hard days in 2008 summer, caused by job circumstances, by subprime mortgage crisis ruling the financial industry.
I was too sad to enjoy shooting photo for a month or two. Then I met "Henry" in my old college when I was taking a walk around. He sat in a newly built, glass curtain wall office.
"Hey, isn't it too lovely for a college apparatus?" I thought, and I took this photo.
I remember the moment this lovely thing spurred me on to my camera. Shooting to me is like an instinct. When I really get interested or attratced to something, it will be a good photo (if I keep concentrating). When the object itself is less interesting, I naturally search for an angle, lightning or form which could turn it interesting. Taking photo is an attitude.
So I was happy that Henry could bring back a positive attitude to me. After I shoot this, things were getting brighter.
I wish I can always find "Henry" when I get sad and forget the attitude.
note: "Henry" is an UK made high-grade vacuum cleaner.
2010-08-09
74 "Perception"
ほとんどCG?
そんな写真を眺めているうち、くだらないSF映画のプロットを思いつきました。
ある日世界が突然に色彩を変えてしまう。というより実は人間の色彩認識が変わってしまうのだが、赤は緑に、緑はオレンジに、青は黄色に、水色が紫に、黄色は黒に、白は金色に、橙色は緑色に、突然すべての色が変わってみえてしまう。人間、大パニック。(注:ここで変わってしまうのは全人類なのか一部の人間なのか、たったひとりなのか、それによって映画の展開はずいぶん変わります。全人類だと妙に壮大な話になって、確実に宇宙人が出てきます。一部の人間たちだと、対立したりバラバラになったり助け合ったりしつつ、タイムトラベルまたは超能力ものに落ち着きます。たった一人の場合は、もう間違いなく陰謀もので、大統領とか、相棒になる犬とかが出てきて、最後はダイ・ハード。)
海は砂漠のように見え、朝か夜かもわからず、虹はどういうわけかモノクロ。そんな世界に変わってしまったら一歩踏み出しただけで酔っちゃいそうですが、そこは映画なので、なぜかだんだん適応してきてしまう人間。「でもやっぱりコーヒーの色をしたコーヒーを飲みたい!」(注:ビールでもウィスキーでもいいんですが)とがんばる人がいて、ようやく不思議の国から抜け出すと、今度は色彩の全くない世界に。それはいったいどんな映像になるのか考えてみましたが、どうも色を塗る前の塗り絵みたいな世界になるのではと思います。
これはこれでいただけないぞ、と思ったところ、起承転結の転はすぐにやってきて、今度は”ミダス王の色彩版”、つまり触れるものすべてが好きな色に変わりだす。最初は面白かったけれど、そのうち正しい色ってそもそもなんだったろう?と哲学的な疑問に迫られる。
一体この映画、どうオチをつけるつもりなのかと観客が呆れてこないうちに、万事都合よく元の世界へのつながりを発見。たとえば、もともと色彩のない透明な水とか、そういうものを手掛かりに。無事に戻れただけで別にいいのに、自分の不思議な体験を作品にして発表して大成功しちゃうとか、そのおかげで以前別れた恋人が戻ってきたとか、そんなエンディングも適当に加えてTHE END。
真面目に、知的に、夢の世界を描いた「Inception」を観たためか、ちょっと影響されてしまったようです(でも、考え付いたのはこんなくだらないSFですが)。
2010-08-04
73 Question Mark
Question is severe. But Question Mark is funny. Being in a hard days, I never get tired of finding humors.
2010-07-25
72 Jar Opener
ジャムの瓶のふたがどうしても開かなくなりました。落ち着いて何度試しても無理。手のひらが痛くなってきたので、DIYショップで「コブラオープナー」という、何だか強そうな名前のゴム製の道具を買ってきましたが、全然無理。
でもあきらめるにはまだ早い。
それから30分間、ウェブで「瓶のふたを開ける方法」を読みふけりました。「瓶のふた」「瓶のふたが開かない」「瓶のふたの開け方」「瓶のふたを開ける道具」…笑ってしまうくらい、検索語が瞬時に出てきます。こんなにシンプルなことで、今この瞬間もきっと世界で何百人かは瓶のふたを抱えて困っているのでしょう。
解決策もシンプルでした。お湯を沸かします。瓶をさかさまにしてふただけ数秒間お湯に浸します。熱々のふたで火傷しないようにゴム手袋をはめて、名前は強そうなコブラでふたを挟み、回してみると、あっさりと開きました。
瓶のふたを開けるくらい達成感を味わえる仕事って、なかなかないですよね。
71 cf. post #70
70 Grace Kelly
Stunning, beautiful talented and graceful Grace Kelly fascinated me recently. Actually I was fascinated with her since I was born, because, my birthday is the same with hers.
She is famous with its "cool beauty", but people probably know that doesn't mean she was not warm. We know her best with photos by Mr. Howell Conant, her trustful friend. I like his photos of Grace very much. In his book she is described as "sensual, funny and strikingly attractive all at once", and "natural and unpretentious". Maybe words never be enough to praise her but if I add one more, I think she was always honest and faithful. Honest to the camera, to her images which was taken, in the photo, or in the movies. I just think her magnetic eyes could always tell the truth and never lied to her feelings.
Andy Warhol's Grace Kelly seems to convey her iconic cool-and-chic image but (though I don't know about Andy Warhol much and the meaning behind this work) I still have in my mind that her honesty never fade, and her eyes are true to her fresh and lively humanity.2010-07-17
69 Breakfast at G
そういうわけで、自分で作らない朝ごはんには、だいたい違和感を覚えるのですが、ここは違います。
普段の食事と味わいが似ていることもありますが、自分で野菜を切り、卵を茹で、パンを焼き、コーヒーを淹れてテーブルについた、そういう感じがありました。
おいしい、おいしくない、ではなく(もちろん大変おいしいのですが)、親しみを覚える食事と、そうでない食事。店空間の良さもさることながら、自分の食べるものと自分との親和性が心地よい。そういう感覚で食べていると、間違いないのではと思っています。
68 Vintage Year
Of all the happy people, an old friend of mine invites me to fly across the Pacific to attend her wedding ceremony. Wonderful! This is just new to me. Seems to be a vintage year for myself, too.
Again heartiest congratulations and best wishes for 10 couples around me!
2010-07-10
67 One Fine Day
2010-07-04
65 Adele encore!
2010-06-29
64 Master
「師」と呼びたい人々との出会いに恵まれています。
すぐれた人がすべて「師」ではなく、何かを教えてくれる人がすべて「師」なのでもなく、自分にとって「師」となる人とそうでない人の違いは、「師」自身が相手に対する掛け値なしの興味と好奇心を持って真摯に教えてくれているかどうか、にあります。
そんな人たちに、補助輪なしで自転車に乗ることを教わり、大学で学び、仕事の指針を教わりました。
毎週会う師もいれば、一期一会の師もいます。
「この人は師だ」と思う感覚を忘れたくないと思います。
2010-06-23
63 Love Actually is all around
I noticed that I have done only 3 posts this June. That's the worst record since I've started this blog (even in April when I hardly had a time to breathe, 7 posts were updated.)
I know the reasons of my laziness;
1. I had an operation on my eye, and don't feel like working with PC monitor very much.
2. I was busy and happy to send message to my friends who got married during this few weeks.
It seems this is a record year, as I've got letters of marriage from this March to June more than ever!
A schoolmate at university who became a charming doctor,
A friend at french language school who is an excellent secretary,
2 of my ex-colleagues who always cheered me up,
A friend of my part-time job at design studio years ago who share the true fever for the Beatles,
and A classmate of elementary school whom I still remember well.
I realized that love actually is all around me. I do wish to deliver my sincere congratulations to these happy brides and grooms!!
2010-06-16
62 From Fake Plastic Tree to the Joshua Tree
Oasisの "Champagne Supernova"
シャンパンと超新星。さすが、おめでたい感じ。
Coldplayの "The Scientist"
科学者?そんな曲があるなんて。
The Beatlesの "Help!"
ありそうでない、こんなタイトルはビートルズしか書けない。
Underworldの "Beaucoup Fish"
これはアルバムタイトル。英語とフランス語混ざってる。
こうした直観的で、不思議で、ユニークな曲名が得意なのは断然U2。
(曲がよいのはもちろんとして)。
短くて印象的なのから
"One"
"Stay(far away, so close!)"
"Numb"
"Vertigo"
詩のようなのも
"Where the Streets Have No Name"
"Sunday Bloody Sunday"
"With or Without You"
"City of Blinding Lights"
そして何より最高の、一番好きな曲名
"I Still Haven't Found What I'm Looking For"
from "The Joshua Tree", 1987
無敵。
2010-06-13
61 Star Alliance
2010-06-07
60 Lilac
Flowers and trees grow forever so they seem a little bit bigger than the last time you see them. Street lamp never grow up, so they seem a little little little bit smaller than before.
Sometimes I feel that living plants, not the architectures, are actually creating the city. If you don't feel so, then think, in what time of the year your city is most cheerful, bright and energetic? Of course it's CHRISTMAS when people rush to settle thousands of trees all around the world. (you may say almost all the christmas trees are fake, but it doesn't matter.)
2010-05-30
59 Green Light
網膜にちょっとした変性が見つかり、治療のため左眼にレーザー手術を受けました。レーザーで網膜を照射してシーリングする(はがれてこないように押さえる)というものです。明りを落とした治療室の中、手術の間自分に見えるのはこの写真のようなグリーンの閃光だけでした。レーザーを照射するたびにグリーンの光が瞬き、なんとなく後頭部に刺さるような鈍い痛みがあります(灼熱感、という人もいるそうです)。でも痛みよりも、真っ暗な中でじっと動かずにこの光を見つめる体験が、何ともいえずシュールな感覚で、面白かったといえばいい過ぎですが、不思議な感じでした。
医療の進歩ってまったく素晴らしいものがあります。目にレーザー光線をあてて治療しようなんて、一体誰が最初に思いついたんでしょうか。
58 Paper Bag
You're holding something special.
A tasty treat. A thoughtful gift.
All inside a handy carrier.
Which becomes a lunch bag. A puppet.
A keep-it-new book cover.
A garden tool holder.
A "bring a few CDs over for dinner" carrier.
Unwrapped, it's a sketch pad. With handles.
So reuse it. Reincarnate it. Re-imagine it.
And when it's served its every purpose, recycle it.
あなたが持っているのは特別なもの。
おいしいもの。温かい贈り物。
どれも便利な袋に入っている。
その袋はランチバッグになる。指人形になる。
ブックカバーになる。
庭仕事の道具入れになる。
ディナーでかけるCDを入れておく。
広げれば、スケッチ用の紙になる。手提げのついた。
だから、もう一度使う。もう一度形を与える。もう一度想像してみる。
どんなことでも、何かの役に立つのなら、リサイクルする。